2016年1月25日月曜日

『日中辞典 第3版』



「舟を編む」仕事に携わらせていただきました。

北京・対外経済貿易大学、北京・商務印書館、小学館=編『日中辞典 第3版』です。ケース、表紙など外回りのデザインを担当しました。

ちなみに第2版はこちら。

 

「☆」「赤」など中国らしさを意識したデザイン。
装丁は、ザ・装丁家=菊池信義さん。
(けっこうなプレッシャーです…^^;)

新版は中国らしさを意識しない装丁にとのこと。
日中辞典のスタンダードとして第2版から15年ぶりの改訂、
こちらもそれと同じくらいの期間使われることを考えて、
当初は辞書らしいオーソドックスな落ち着いたデザインに、
少し変化をくわえる方向で考えていました。

ですが、古いイメージにとらわれていたんですね、
ちょっと堅いデザインになっていたようです。
もっと明るく新しい装丁にしたいとの編集者さんの言葉で思い直しました。
その後、自分らしいデザインで提案し、このようになりました。
いままでにない軽さを感じさせる日中辞典ができたと思います。



この写真ではわかりにくいですが、ケースのタイトルまわりには
エンボス加工がしてあります。



本体の表紙はビニールクロス。
淡いピンク色は特注です。DICのカラーチップで指定しました。
こちらもエンボス加工と赤の箔押しを。
タイトル左のエンボスは、ケースのモチーフを使い
滑り止めの役割も。

中国語を学ぶ人にとっては必携の辞書、
末永く使われることを願って制作しました。

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