2013年9月26日木曜日

引地渉×星野勝之 二人展、町田尚子個展&『うそつきの進化論』



ギャラリーをハシゴしました。

まずは、タンバリンギャラリーでの引地渉×星野勝之 二人展

SF的設定でストーリーをつくり、それを絵にしていくという展示。
空と地のふたつの国で進行するストーリーが最後はひとつになり
絵も最後は巨大な合作が展示されていました。
ふたりの絵はそれぞれとてもカッコよく、
合作の絵もふたりで描いたとは思えないほど一体感があります。
自分たちで考えたというその設定が、とにかく凝っています。


ふたりが好きなSF的世界観を追求するこの展示には、なんというか強度があります。
個展ではなく複数人数での展示は、こういうマインドが必要ですね。

  *  *  *
  
つづけて、ギャラリーハウスマヤでの町田尚子個展「hovering」


こちらは絵本『おばけにょうぼう』(内田麟太郎/イースト・プレス)の原画数点と、描き下ろしの新作が並んでいました。

町田さんの絵はダークな幻想性を感じさせますが
この絵本の絵は、まあほとんど怖い感じの絵なのですが、
その中にコワカワイさというか、チャーミングさがあります。

新作の絵の方も、変らずの世界観。
少女と猫や動物が何か訴えかけるように登場します。

町田さんとはずいぶん前に2度ほどお仕事をしました。
そのうちのひとつ、デイヴィッド・リヴィングストン・スミス=著、三宅真砂子=訳
『うそつきの進化論―無意識にだまそうとする心』(NHK出版)



「うそをつく」ことの心理の考察の本です。
町田さんのこの絵が、本とうまく響き合うように思い、貸してもらうことにしました。

絵の色に合わせて、カバーまわりもイエロー〜オレンジの色使いに。



カバー:Mr.B/ホワイト *グロスPP加工
表 紙:OKエコジャパンR/ゆき
別丁扉:タント/Y−6
見返し:ビバルデ/ダリア
オ ビ:ボス/タマゴ


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