2012年10月12日金曜日

『現在につづく昭和40年代激動文化』


少し前になりますが、今年はじめに刊行された伊達政保=著『現在につづく昭和40年代激動文化』の装丁です。

「激動文化」には、ラジカルとカルチャーを合わせて「ラジカルチャー」とルビがふられています。

この本は図書新聞に連載されているコラム「カルチャー・オン・ザ・ウェッジ」の97年から2011年までを中心に構成されたもの。映画、音楽(ジャズ・ロック・民謡・歌謡曲)、政治、暴力革命、アングラ演劇などをテーマに、現在と昭和40年代を行き来しながら論じています。
ソウル・フラワー・ユニオン、渋さ知らズ、平岡正明についての論考も。

世界的に政治や文化、社会の激動期であった60年代後半〜70年代前半を論じる場合、60年代とか70年代と区分することが多いですが、著者によると日本においては「昭和40年代」とくくるとスッキリするとのこと。
西暦だと1965年〜74年ですね。

自分はどちらかというと昭和50年代世代ですが、確かに影響はありますね。
その後の世代へのインパクトも大きかったと思います。
昭和50年代カルチャーは気軽に「あんなことあったよね〜」と言える感じですが、
昭和40年代はカルチャーのことを語るときも、政治や時代背景と切り離せない気がします。

カバーは動きを与えつつタイトルもスッキリと読ませたかったので、素直にヨコ組にしつつ斜めに配置。
スミとゴールドの2色です。
ルビの載ったタイトル下のラインは、表4からソデにかけて横断させました。




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